先週の時点から、なんかいやな予感はあったんですが、やはり・・・。
ここまで(お子様対象としてはちょっと難しいんじゃないかと思うほど)割りと上手くお話の構成がなされてきたのに、最後の最後で「納めきれなかった」感が漂ってました。ここだけ上手く「子ども向け」にされた感じといえばいいのかな。つかめない訳じゃないんだけどアバウトすぎる部分が多かったように感じました。ここまでが上手かったからなおさら勿体なく感じたんだと思います。
あ、とりあえず最初に言っておきますが、「きらいだから」っていうより寧ろ「すきだから」こその辛口だとおもってください。某ぎゃんだむ作品と同じ。
そして、これらはあくまで今回浮上した疑問に対する私個人の見解・解釈なので、本当はどうか解りません。制作側のブログ見ようとしたんですが、弾かれたので(もしやみんな同じことしてる?)完全に私的な意見で構築されています。ご了承下さい。
●なぜにイマジンめちゃもり状態になったのか
いや、相当嬉しかったんです。嬉しかったんですよ!だって王子が!!!(やはりそこ)でも、よくよくかんがえてみるとおかしいなぁと思った次第です。
「ナオミちゃんが拾ってきてくれた」は解るんです。ありがとうナオミちゃん。けど確か、キンちゃんが置いてけぼり喰らった回で「実体化したらもうデンライナーに乗れない」と誰かが言ってませんでしたっけ?この設定があると思ってたから、キンちゃんのときもウラのときも泣けたわけです。
それが・・・なんか乗ってるじゃないですか。だから、
なんで乗ってきてるのアンタら!!乗れるんじゃん!!ってことになるわけです。つまり、「なぜ此処にいるか」ではなく
「なぜ乗れているのか」の理由がわからなくなってしまったということですかね。
●カイについて
彼も、「敵の親玉」としてはまぁ・・きちんと仕事をしていたのではないかと思います。
が、やはり、目的が曖昧な部分があったように思えます。とりあえず「現代の時間をイマジンの未来に繋げる」ことが目的だったようですが、・・・なんのために?彼が居た未来の時間だけでは気にくわなかったとか、過去から全部変えないと気が済まないとかそういう理由なのか・・・?彼は精神面に幼さが残っている部分があるのでそうだと言えなくもない気がしますが、これではどうも解決になってないなぁ;
あと、なんで彼が「イマジンを操れるのか」もわかりません。これに対しては、彼が特異点であることは関係がないように思えますね。確かに特異点は特別ですが、だからといって操れる理由にはならない。もし特異点自身にそういう能力があるとしたら、良太郎もハナも操れるはずですから。とすれば、「カイにはそういう能力がある」で解決するしかないんだろうか・・・うーん。
最後に、カイは未来から来たということになってますが、それって大分先の未来ですよね?ならなんで、良太郎達から見た過去に、今と変わらない姿の彼が居るんでしょうか?だって、未来であの歳なら、まだ生まれてる訳がない。ということは、元々各時間に点在している存在なのか・・?
●復活したモモ達
なんで残ってるの・・・?あれか、良太郎様の記憶ですか?そうなんですか?
良太郎様によって「過去」を持つことが出来たから存在できているとかですか。それとも望みを叶えたから自由の身なんでしょうか
●ハナと隠された特異点とか
今回、最も解らなかったのがこれでした。
桜井と愛理さんの子ども=特異点=ハナ の図式は理解できます。
でも、なんでこの事実に当事者であるハナが気づいていなかったのか。お前、自分の両親の名前くらい知ってるんじゃないのか?コハナの年齢だったのならともかく、ハナの年齢でしょ?そしたら余程の事情がない限り母親の旧姓も、「良太郎」という叔父がいることも知ってた筈ではないのかと思うんです。(というか、ハナがまさかこんな近い未来の人だったなんて思いもしなかったわけですが;;)
でもまて。そしたらハナの居た時間には「その時代の良太郎」もいるんじゃないんですか?二人の特異点のうち、なんでこの子だけデンライナー乗ってるの・・・?まさか、良太郎置き去り・・・?(あ、あり得る・・;)
でも、本当は全部気づいてたけど誰にも言わないでミルクディッパーに通ってたんなら相当切ない・・。お母さんのコーヒー飲みに行ってたとか泣ける。しかし侑斗に至っては、自分の娘から暴行を受けているので非常に笑える(人事)まぁあれだけ美人の娘なら文句ないだろう(そういうことではない)
で、本題です。
「忘れることで未来の特異点を守る(隠す)」って考え方は理解できる。けど、何処か納得いってないんですよね;というかこれに対しては自分自身、「何に納得いかないのかが解らない」次元にいるので、かなり漠然としてるのですが・・。
「未来の特異点を守る」という意味を考えてみましたところ、
①生まれてしまっては狙われても守りきれないから、忘れることで一旦その存在を隠す
②「未来の特異点=ハナ」を守るために、「子ども=ハナ」だと悟られることを防ぐためにその存在を隠した
③ハナの居た時間に繋がってしまうこと自体を防ぐために隠した
の3つの仮説が立ちました。
①の場合ですと、あくまで一時的に隠してるだけなので、後でどういう形にしてもハナという存在は生まれるんじゃないかと思います。ということで、この場合、繋がる未来は「ハナが居た時間」ということになります。
②の場合は、ってこれ、よく考えると①に近いんですが、①よりも「ハナ(未来の)」を守ることに比重がある感じです(ちなみに①は「これから生まれるハナ」に比重)。この場合、これからハナという存在が生まれるかどうかの確証は①より薄いんですが、これも繋がるのは「ハナが居た時間」です。ということで、多分生まれる。なぜかというと、以前消された過去以降を良太郎の記憶が修復したのと同じ原理で、今度はハナの記憶が修正をかけるからです。本来、人間は自分が生まれるまでの記憶はありませんが、彼女はデンライナーで自分自身が母親の胎内にいる(生まれる前)時間に来たことで、生まれるまでの記憶を持つことが出来る。これまで彼女は、愛理と桜井が自分の両親だと言うことに気づいてなかったので、良太郎の記憶(忘れた部分も含めて)によって胎児の自分が消されてしまっていたことにも気づいていませんでしたが、良太郎と共にその事実に気づいた(記憶の発生)ため、カイを倒した以降に記憶による修復で再びその存在をとりもどす・・・・・んじゃないかなぁ・・と思ってます。
③ですと、「ハナが居た時間」には繋がらず、まったく違うじかんに繋がっていくので、イマジンによって時間が消されることもなくなるわけです。なのでこの場合は、ハナという存在が生まれる確証はありません。自分の時間を生きることが出来るようになった侑斗が、愛理さんを見つければ話は別ですが。
なにやらごちゃっとしてしまいましたが、個人的には③②①の順で有力かなと思ってます。
気づいたらなんかレポート1こ書けそうな文量になってますね。こういうレポートだったら大歓迎だよまったく。
そもそも、お子様向け番組に此処まで突っ込むなという話ですがね。
相変わらず、思ったことを思ったまま書いているので文書は破綻しているのですが、ここまでお付き合い下さってありがとうございました。
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