最終巻ですが、発売当初から色々噂があって「三人のうち誰かが死ぬ」とかゆってたじゃないですか。
あれが相当心配だったっていうのが中々読み出せなかった理由のひとつでもあります。
私あの三人大好きなので・・・。
でもとりあえず読まないことには落ち着けないだろと思って、いらん勇気を振り絞ってみたわけです。
で、結論から言うと、良い意味でも悪い意味でも「素晴らしくセオリー通り」に終わってくれたなと思いました。
オチはまあ普通にハッピーエンドなのに、なんで「面白い」って思わせるんだろうと考えてみたんですが、多分一番の原因はファンタジーとしてはあり得ないくらいの『長さ』じゃないかと思います。
長さでいうなら、かの有名な指輪物語も長いんですが、話の構成上、指輪より分かりやすいという点で読みやすさを感じました(翻訳のせいかもしれませんが)。1巻分を一年分として書くので、きちんと節目があるっていうのも、読みやすく感じる理由かもしれません。
いやぁ、それにしてもハリーおっきくなりましたね。
私がこの本を初めて見つけたのは、世間で騒がれるよりちょっと前だったので・・・たぶん中学生のときだったと思います。当時は、1年に1巻刊行って・・・・・終わるの7年も先じゃん!って思ってたんですが・・・・・・・・早かったね(遠い目)
4巻あたりでハリーがちょっとやさぐれてきたあたりから、彼の成長を喜びつつも、彼の将来を本気で不安に思っていたことがあります(笑)
前半3作あたりまでは、ひとつのハプニングを解決して「はい終わりー」って感じだったのに、後半に行くにしたがって、全ての巻に伏線が張り巡らされていたんだと気づいてほんと凄いなと思いました。
だって、7巻で1巻の内容振り返ったりとかするんだもん・・・。読み返してなかったら忘れてたようなことを。
鏡とか日記とか剣とか蛇とか、そういわれると確かに出てきたよ!っていうのばっかりで、そこから考えてたのかと思うと、
「ああ、私は7年もこの人(作家)に踊らさせてきたんだ!」
とよく分からない上、やり場のないもどかしさを感じましたが(笑)
全体的に、間違いなく好きではあるんですが「重要人物があっけなく死にすぎる」って点はあまり好きではないです。
そもそも使ってる魔法自体が、けっこうさらっと殺しちゃうやつなのでそう感じるのかもしれないんですが・・・。
セドリックは・・・さほどハリーに近くなかったから置いとくとしても、シリウスなんて正直死んだのかどうかすらよく読み取れませんでした。「え、消えた?なんで?」くらいにしか思ってなかったので、その後ハリーが喚くまで、そうだと気がつきませんでした。それくらいさらっと死んでる・・・。
ダンブルドアとかスネイプもあんまり印象ある死に方じゃなかったんですが、リーマスとかトンクスとかなんて、いつそうなったかもわかんないような感じで「え?また?」って軽く流すしか(流せないんですが)ないような雰囲気になってたのがちょっと寂しいです。
まあ、物語の展開なので、誰が死んだっていうことにはあまり文句言いたくないんですが、一人だけ・・・一人だけ文句言わせて下さい。
フレッド。
あぁあああああああああなんで双子の片方だけぇぇええええ!!!!!
たえられない!!!
せめてパーシーあたりにしといてくれれば(酷)よかったなんて思ってしまうじゃないですか・・・。
この双子・・・大好きだったのに・・・・・orz
エピローグについては、私はあれで妥当かと思ってます。
CPについては色々あるかとは思うんですが、私はハーマイオニーが好きなのであの子が幸せなら、例え旦那がヘタレでもそれで良いです(おい)
でも最初はハリーとくっついて欲しかったんです(ぼそり)
まさかハリーとジニーがここまで保つとは思わなかったし、ロンがそんなに彼女を好きだったとは思わなかったので(笑)
ってなかんじです。
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